診療放射線技師の仕事内容と働き方

医療技師の一つである診療放射線技師は、主に放射線を使用した検査を行う職種です。安全に放射線検査を行うために、機器管理をしたり、被ばくの管理をしたりと、重要な役割を担っています。診療放射線技師は、医師の指示のもと、放射線を用いる検査を行い、患者さんの病気の早期発見に寄与しています。実際、放射線を使用した検査業務の種類は多岐に渡っています。

たとえば、X線を用いたレントゲン撮影やマンモグラフィ撮影、内臓や骨格、血管を3Dで映し出すCT検査や骨密度の検査、超音波検査などがあります。こららの検査に対し、機器に不具合がないか、安全に使用できる状態であるかを点検し、品質管理業務も行うため、あらゆる機器を熟知しておく必要が出てきます。そんな診療放射線技師は、勤務先によって行う検査内容が異なるため、人によって仕事内容に偏りが出る傾向にあるようです。働き方の特徴もさまざまとなれば、残業時間の長さもそれぞれ異なってきます。残業を望まないのであれば、求人票をしっかり見て、面接時にも質問・確認しておくことをおすすめします。

一方、残業時間にこだわりがなく、とにかく幅広い知識と技能を身につけたいのなら、さまざまな症例を扱う総合病院を選ぶのが得策です。総合病院であれば、最新の医療技術に触れる機会も多くなるでしょう。キャリアアップを目指す人は、総合病院の経験はプラスになるはずです。豊富な知識とスキルが求められ、大変な現場にはなりますが、自らの技能を存分に活かすことができるため、大きな達成感ややりがいはしっかりと感じられるでしょう。